岸和田市での相続についての疑問を解消!財産の相続税評価額はどう決まる?
相続税評価額の計算方法:土地
土地の相続税評価額の計算方法は路線価方式と倍率方式のどちらかが用いられます。路線価とは路線に1㎡あたりの評価額が設定されており、その路線に面した土地の面積×路線価で計算します。一方、倍率方式はその土地の固定資産税評価額×倍率となり、路線価・倍率どちらも国税庁のウェブサイトで確認できます。
路線価方式を例に計算してみると、路線価が10万円、土地面積が150㎡と仮定すると10万円×150㎡で1500万円の相続税評価額となります。
相続税評価額の計算方法:建物
建物の相続税評価額の計算はどのようにその建物が利用されていたかによって計算方法が変わってきます。具体例をあげてご紹介します。故人が住んでいた場合は、固定資産税評価額×1.0。借家としていた場合は、固定資産税評価×(1.0−借家権割合)。賃貸アパートでは固定資産税評価額×(1.0−借家権割合×賃貸割合)となっています。
借家に使用したケースを例に計算してみましょう。固定資産税評価額が1500万円と仮定し、借家権割合は評価額の30%と決まっているので、500万円となり、1500万円−500万円で評価額は1000万円となります。
相続税評価額の計算方法:株式
株式の評価方法は上場株と非上場株とで大きく異なっているのが特徴です。上場株では、相続が発生した日の最終価格、相続が発生した月の最終価格の平均額、相続が発生した月の前月の最終価格の平均額、相続が発生した月の前々月の最終価格の平均額のうち最も低い市場価格を評価額とします。
非上場株では市場価格がないため会社の規模に応じて、類似業種比準価額方式、純資産価額方式というものが用いられますが、非常に複雑な内容のためここでは割愛させていただきます。